夫婦となって長い時間が経過すると、お互いに関心を持たなくなって
しまうようです。
夫婦として過ごす時間より、それぞれ別に過ごす時間が増えて、
自分のことだけで精一杯になってしまうからではないでしょうか。

夫婦にすれ違いが起こる原因のひとつは、夫婦になったことで
「安心感」をもってしまうからではないでしょうか。
結婚すると、夫は
「結婚したから、もう妻はずっとそばにいてくれるだろう」
と安心し、恋人時代のような気遣いをしなくなります。

また妻のほうも“察してほしい”という気持ちが強くなり、
伝えることを怠るようになります。
結婚し、一緒にいることが当たり前になってしまうので、
コミュニケーションに対する意識が低くなってしまうことが
一番の問題かもしれません。

特に子どもが幼いときの子育て中、または親の介護中など、
現実問題として
「どうしてもやらなければならないこと」
が多くなったりすれば、
自分の問題で精一杯、無我夢中になってしまいます。
こうしたときには、パートナーが何を考えているかなどまったく
気にもならない、というのが現実でしょう。  

そうしたときの心の隙間に忍び寄るのが、女性・男性問題。

ほんのアバンチュール気分のつもりが、取り返しのつかない深い問題に
まで発展してしまうこともあります。

できることから……

最初に提案したいのは、1日の締めくくりに、わずかな時間でも
かまわないので、夫は妻に、妻は夫にコメントを書く習慣を
つけることです。

そこには、必ず労いの言葉を添えましょう。
初めは面倒に思うかもしれませんが、文字に起こすことで
自分の気持ちにも気づくことにもなり、面と向かって言いづらいことも
伝えられます。
すぐに口論になってしまうご夫婦には、オススメです。

また月に一度でも、子ども(幼い子供であっても)を含めて、
家族会議を持ちましょう。
これは家族間のコミュニケーションをはかるために、とても有効です。

夫婦間の意思疎通のためだけでなく、成長期の子どもとの
コミュニケーションのために大切です。

忙しい両親が、子どもが何を考えているかわからなくなるのを
防ぐことにも繋がるはずです。                    
妻は夫が察するということが苦手であり、言われなければわからない
ということを理解しましょう。
そして、夫婦のコミュニケーションの舵取りは、
妻にしかできないということも覚えておいてください。

妻が「どうせ夫に言ってもわかってくれない」と諦めてしまうのは、
伝えることを放棄して、相手を見下してしまっているのかもしれません。

察してもらうのは難しいとしても、わかってもらうために伝える努力を
しましょう。

福田亮子のカウンセリングをご希望の方は、
上記の離婚救急隊のサイトをご覧の上、
フリーダイヤル【0120-25-4122】までお電話下さい。

この記事を作成したキュレーター

夫婦問題・離婚カウンセラー 福田亮子

26歳で4歳の長男を連れて離婚。その後、33歳でお互いに子連れで再婚。その後22年後2度目の離婚ををしました。
二度共に大変苦しい決断でした。子連れ再婚の良い点、難しい点を身を持って経験しました。
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