帰宅恐怖症は心のSOSです。
夫が家に帰りたくない・・あなたはその気持ちに気づいていますか?
家に帰りたくない
「帰る家があるのに帰宅したくない」
という夫が増えています。
36歳の夫の相談です。
家を出る時「行ってらっしゃい」帰宅した時「お帰りなさい」
とも言われず早く帰ると妻が露骨に嫌な顔をするそうです。
カウンセリングも平日の20時からをご希望されました。
夫の行動にダメ出し
休日何もしないでごろごろしていると
「何時もだらだらしているだけで・・・」
「部屋が汚い」 「テーブルの上が汚れている」
「子供を迎えにいって」など
夫に行動の一つ一つ駄目だしをされるそうです。
妻が夫に気づいて欲しいことを気づけないと
「いちいち言わなくても自分で気づいて動いてよ」と
妻の価値観を押し付けてくるそうです。
夫は以前は進んで妻に協力していた時期も
あったそうですが妻の駄目だしの多さにやる気も
喪失したそうです。
聞く耳がない
◇聞く耳がない
自分の行動にいちいち駄目だしをされては誰でも
行動したくなくなり心も閉ざしていきます。
以前は妻に自分の「想い」を伝えていたそうですが
現在は妻の機嫌の良い時を見計らって話しても
聞く耳を持ってもらえずかえってより駄目だしを
されるので辞めたそうです。
妻は「どうして夫は妻の気持ちを理解してくれないのだろう」
としか考えられなくなっていて夫の想いは届かないようです。
疲れ果てました
現在は完全に帰宅恐怖症になり妻との時間を
過ごしたくないので23時頃に毎日帰宅だそうです。
5月仕事がより忙しくなる前に別居をしようと考えている
そうで準備されています。
妻はそれにも気づく様子はなさそうです。
「妻にもう一度ご自分の「想い」を
話されてはどうでしょうか?」
とお話しさせていただきましたが・・・
夫は「疲れ果てました。」とおっしゃいました。
妻との「離婚」を希望され家を出る時に
妻に話をされるそうです。
夫は妻に駄目だしされることにより自分にも
自信が持てなくなってしまわれていました。
救われました
妻の言動で自己否定もされています。
「ご自分を責めること・否定されることではありません。」
とお話しさせた頂きました。
夫は「その言葉が聞けて救われました。」
と初めて笑顔がみれました。
感謝を言葉にする
「家族の為に働いてくれている夫に駄目だしばかりしたり、
感謝も出来ない」 それでは家庭が崩れていきます。
「行ってらっしゃい」 「お帰りなさい」 「ただいま」は
大切なコミニケションです。
パートナーにたいして感謝の形として言葉にすることと
存在感を強く出来る言葉です。
家族全員で挨拶し合えることはとても重要で母親が
子供の前で父親に感謝の念をもたせることは
父親の存在感を強くします。
家族に存在感が感じられて家に自分の居場所がある
と実感できることは何よりも嬉しいことです。
夫は休日ごろごろして頭も空っぽにしてストレスを解消します。
妻がおしゃべりや買い物でストレス解消を
しようとすることと同じです。
お互いの想いに寄り添う
日々の生活の忙しさに追われてしまいしてしまいます。
パートナーに対しの気遣いができる心のゆとりが
なくなりがちです。
人の想いも変化していきます。
縁あって夫婦になれた2人です。
お互いに依存し合うのではなく寄り添いって
いけることが大切です。
依存は夫婦関係を崩しやすいです。
寄り添えることにより向き合えること
理解できることができます。
その時その時でパートナーがどのような「想い」を抱き
どのような「状況」・「背景」でその言動をしているのか?
大切なパートナーに寄り添っていきましょう。