離婚に際して弁護士に相談するのは、付随したメリットが生じる場合が多くあります
離婚をする際に、自分だけで話合いをするか弁護士などの第三者を入れて話合いをするのか方法がわかれます。今回は、弁護士などの第三者に相談する事のメリットを説明します。
まずは、自分の現状が有利な立場か確認しましょう。
離婚を考えている場合には、できるだけ自分に有利に事が運ぶ様に、工夫をする事も可能です。まずは、自分がどういう状況におかれている立場なのか確認する事から始めましょう。
婚姻関係は、法律も関わる事になるため、専門家である弁護士を味方につけて相談するのは、大きな力になります。弁護士というと、まずは相談だけでも費用が掛かったり、その後の交渉などについても、支払えない様な額の費用が掛かると考える人もいます。
確かに、最終的には費用が発生するものですが、弁護士側も商売ですから、費用を潤滑に回収できる仕組みなども熟知しています。離婚をしたいと申し出た人からだけ、費用を回収するとは限りませんし、相手方から支払われる財産分与などで、費用の回収を見込む事も可能になる場合があるので、全体像を把握してから提案をしてくれます。
最終的な金銭面は、結果が伴うので何とも言えませんが、最初の相談費用は必ず発生してしまうので、その準備は必要です。
また、繋がりもなかったり知識も乏しく、直接弁護士事務所を一人で探すには、不安が生じるという場合、夫婦問題の詳しい離婚カウンセラーなどは、その道に強い弁護士の紹介をしてくれる場合もありますし、住んでいる地域に存在する法テラスを利用する事もできる可能性があります。
法テラスの場合は、経済的な面において、費用の支払いが困難な人には、それに応じた相談にものってもらえます。各地に点在していますので、インターネットによる情報検索などをしながら、利用する事ができます。
「借金」「離婚」「相続」・・・さまざまな法的トラブルを抱えてしまったとき、「だれに相談すればいいの?」、「どんな解決方法があるの?」と、わからないことも多いはず。こうした問題解決への「道案内」をするのが私たち「法テラス」の役目です。
弁護士への相談は欠かせません。
離婚は、ある一定の条件を双方が合意している場合には、スムーズに事が運ぶ場面はありますが、財産分与、子供の養育権・親権、その他において、互いの言い分が違う場合には、仲介する人が入って行わないと解決しない状態にまで発展します。最終的には、裁判まで到達して、厳正な処分が下される事もあります。
その際に、法律的な部分でも、できる限り自分に有効な進行にしていくためには、弁護士に相談するのが最適な方法でもあります。中には、離婚相談を専門に取り扱う弁護士も存在しています。弁護士も仕事ですから得意分野があるのです。
弁護士を利用する事で、自分が提示する条件が有利に働く
例えば、相手の浮気が原因で離婚を考える人もいます。
この場合には、相手に離婚の大きな原因があると想定され、慰謝料請求の金額にも、この原因が反映されます。でも、自分では相手に浮気された「心の傷」や「精神的な被害」を金額にするといくらになるのか?なんてわかりません。
傷つけられた方は、未来の生活なども考えると、多く貰えるに超したことはありません。そういう事も、弁護士を利用する事で、しっかりと代弁者として、有利に運ぶ様に進めてくれる可能性があります。
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