20代男性が経験した離婚実録。結婚・妻の監視・浮気・そして離婚へ。
21歳で結婚し、23歳で離婚をした2年間に起こった出来事を書きます。妻とのバランスが悪ければ、同じ状況に陥る可能性がある方も沢山いると思いますので、こんな人もいるのだと参考にしてください。
21歳で結婚をスタートしました
これは、20代前半で離婚を経験した男の物語です。
子供なし、結婚式なし、簡単な新婚旅行あり、共働き、旦那の地元で新居を構えて生活。金銭面では不自由はなし。とくに変哲もない若い夫婦の話です。
馴れ初めは同じ専門学校の同級生で、卒業してもそのまま交際を続け3年をすこし経過したくらいで奥様の軽い躁鬱もあり仕事を退職する運びになり、それと同時に、節目ということもあり結婚を決意。この時、両者ともに21歳で、両家の顔合わせを行い、結婚指輪もオリジナルの指輪を作成し仲睦まじい結婚生活をスタートしました。
妻に管理される日々がスタート
1年が過ぎ、奥様も新しい仕事場にも慣れ、生活も慣れた頃、ついに夫の管理を開始しました。門限の設定や、連絡をする必要性の確認や、友人間の確認など・・・ありとあらゆるところに干渉をするようになりました。おまけに、夫婦共有のパソコンにもパスワードを設定し、携帯電話のメールやLINEの履歴を確認するようになりました。
夫は、結婚のためにも良いのではないか・・・と、結婚式場の運営業へ転職しましたが、職業柄、女性スタッフが多いことを妻は気にしていたようです。
もちろん、夫は身の覚えが全くないので、疑われても否定を繰り返していましたが、妻の信頼を得ることはできませんでした。理由は簡単、妻の男性経験の少なさと、友人関係の希薄さもあり、人間を信じることができないことからです。
この頃から、身近な存在への疑いを繰り返し、夫の行動を支配下に置くことで「忠実な旦那象」を作ることが、妻の生きがいになり始めました。
もちろん、夫はストレスが溜まり、妻が月に一度実家に帰るころに、息抜きで友人仲間と飲み会を開催し、浮気までとはいかないが異性間で憂さ晴らしをしていました。
終わり(離婚)の始まり
夫は、妻の愚痴や相談をするうちに、一人の後輩アルバイトに恋心を抱きました。
しかし、その想いは伝えないまま、その子は就職でアルバイトを辞めてしまいました・・・。
そんな夫の心の変化も関係無く、その後も家庭内の監視は続きましたが、耐えかねた夫は仕事以外に、夜にスロット台の設置、移動の仕事をするようになりました。理由は、「生活苦」。妻はお金が無いから監視したり、夫に集中してしまうのではないか?と思ったからです。そんな想いと、結婚式代を貯金している妻へ、すこしでも贅沢をしてもらおうと、新しい稼ぎ口をさがし副業をはじめたのですが…。
それが「逆効果」でした。
会えないすれ違いや、話せないストレスから情緒不安定になり、結婚前に躁鬱になっていた症状、過呼吸であったりが発症してしまい、以前にも増して連絡を求められる日々が続いたのです。
浮気がバレる
夫は、月一の飲み会で想いを寄せていた後輩と再開。その後、二人きりで飲みにいき、逆に想いを告げられてしまったのです。後輩は積極的でした・・・。頬へのキスなどで動揺した夫は、押さえていた気持ちが解放されてしまい、密かに連絡を取り合うようになりました。
ですが、体の関係もなく、どちらかといえば軽い相談相手や、現実逃避の手段として会話をするだけの関係でした。夫は、こんな状態のまま、携帯の履歴も確認をされるので、削除の徹底と偽名での登録で何ヶ月かを過ごしていましたが、時間が経つにつれ、若い男女ということもあり、密かに会う回数も増え、体の関係とまではいかずとも、一歩手前までの親密な関係になっていました。
日常に変化が出ると近い人には、表情や行動など、必ず気付かれる物です。妻も「夫の変わりよう」を疑い、どこかでしっぽがでないか常に監視を続けるようになりました。そして、新婚旅行先で、夫がメールを削除するのを忘れてしまい、それを密かに見られるという事件が発覚。
新婚旅行も泥沼の旅行になりました。
スピード離婚へ。
そこからは、妻の監視を我慢していた夫の堪忍袋の緒が切れてしまい「離婚」への一点張りでスピード離婚に。
夫が、離婚をしようと考えているという旨を、一番に伝えたのは、妻のお母様へでした。そして、妻の父親も加わり相談を重ねた結果、一度は保留になりましたが、一度切れてしまった夫の気持ちは戻らず、そのまま離婚の運びになりました。裏切ったのは、他でもない夫だとしても、妻の日常の監視や支配を聞かされていた夫側の両親は、息子へ任せる意向だったようです。
結婚式場の仮押さえなども決めていたので、その解約や「浮気」ということで慰謝料を請求され(後日、慰謝料の請求は不要ということが何年かしてわかりましたが。)ました。
財産の分与など、妻のお母様が指示を出しており、夫の母へも直接皮肉を言うために連絡をしていたようです。
人が変わる恐ろしさを23歳にして初めて経験
二人の問題に、両親が入り、3対1になってる状態で疲弊をしていたこともあり、言われるがままに財産分与にも応じました。人が変わった様に攻めたてる妻の両親の言葉や現実から逃れ、楽になりたいという一心でした。
結婚をして、奥様をもらうこと。世帯主として社会的責任などが、考えていたよりも重くのしかかり、その重圧や結婚を軽率に考えていた事をひどく悔やみました。
お互いが招いた結果でもありますが、些細なことから夫婦間の溝は深まるんだと「挨拶」や「配膳や布団の敷きっぱなし」など、生活に関わる綻びが、人間関係の綻びにも繋がるんだと身を呈して実感した次第です。当たり前のことを当たり前におこない、家族を大事にすること友人を大事にしそして紹介をすること、外部では身内の悪口を言わないこと、ほんとに些細なことですが、ここを馬鹿にすると因果応報で必ず返ってきます。
自身の生活のあり方ひとつで、人間関係は変わってくるので、これを見ている皆さんもお気を付け下さい。という事と、夫婦に関する問題は、同年代や異性への相談ではなく、信頼できる専門家や法律家・中立な立場で物を言ってくれる大人へ相談する事が、離婚を回避できる方法や夫婦仲を改善できる一番の対処だと改めて思いました。
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