言葉にしなくても気持ちは通じている、という思い込み(夫の言い分)
以心伝心という言葉があります。長年一緒に暮らす夫婦にとって、気持ちは言わなくても相手に伝わっているのでしょうか。夫の言い分を聞いてみましょう。
妻から離婚を迫られている夫の相談
結婚10年目、9歳と2歳の子供がいるという夫から相談がありました。
3ヶ月くらい前から、妻に「離婚して欲しい、あなたとはもう暮らせない」と言われたといいます。
自分は毎日毎日家族のために一生懸命働いてきた。
浮気どころか暴力もしたことはないし、ギャンブルもしない。
子どものことは大好きで、子育ても家事も頑張ってきたのに、
何故だかさっぱり分からない。
どうしたら妻の気持ちを変えてやり直せるだろうか、という相談でした。
なぜ離婚なのかわからない
確かに、誰が聞いてもなぜ離婚?という内容ではあります。
相談者であるご主人は、物知りで正しいことを言う穏やかで優しそうな
方ですが、常識的すぎて、自分が考えていることは当然妻も同じと
思っているようなところがあるように、私は感じました。
以前の記事でも書きましたが、「ある日突然離婚を言い出す」のには、
異性の存在があることが多いのです。
この奥さんにも異性の存在があると私は思いました。
他に好きな人がいるであろう奥さんに、常識的なことや、正論を言っても通じるわけもありませんから、気持ちはどんどん離れていってしまいますよ、奥さんの気持ちに寄り添うことは、とても大切なことなんですよ、と伝えました。
すると、今までもずっと家族のためにと頑張ってきましたから、当然妻もわかっていると思っていました。
仕事はもちろん、家事、子育てにもとても協力してきたのに、一体なぜ
なのかわからない。
自分のどこが悪くてこのようになったのか・・と納得できない様子でした。
言わないとわからない
日本の男性には多いことですが、この相談者も
「妻はわかってくれている。こんなに頑張っているのだから
わかってくれているはず」
という思い込みがあったのかもしれません。
毎日のように、好きだよ、とか愛している、という必要はないと
思っているのかもしれませんが、人によっては必要な場合も大いに
あります。
もちろん、何も言わなくてもわかってくれる妻もいるでしょうが、
わかってくれていても、言葉にされると嬉しいものです。
この相談者も、言わなくても大丈夫、わかってくれているはずだ、
との思い込みで、気持ちが伝わらなかったのでしょう。
出典:離婚相談・離婚修復の相談なら岡野あつこの離婚相談救急隊
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おひとりで抱えこまず、一緒に乗り越えていきましょう。
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