お金は夫婦問題の原因にもなる・・・

夫婦の大きな問題に繋がったり、ひいては離婚に繋がる可能性もある大きな原因の一つに「お金」の問題があります。夫婦生活を営んでいる方達の多くが、共感できるでしょう。

・夫だけの収入では生活が厳しい。
・良い暮らしの為に、夫婦共働きをしている。
・子育てをしなければいけないので働けない。
・働けないから、厳しい生活から抜け出せない。
・生活苦から、ストレスで相手にアタってしまう。
・お金の事が喧嘩の原因になる。

欲しい物を買う・贅沢な暮らしをする・旅行に行く・子供に良い教育をしてあげたい・・・など、何をするにしても、資本主義の世の中、お金は切っても切れない大事な物です。

ですが、お金が無ければ、そもそも生活は出来ていません。

なので、夫だけの収入にしろ、妻の収入・貯金などにしろ、家族全体で考えると、お金はいくらかはあるのです。

これからの暮らしを考えて、「家族のお金」をどうやっていけば良いのかしっかりと考えてみましょう。

夫婦のお金の管理の良い方法は?

夫婦が共働きをしている場合、各それぞれのお金の管理が一緒の場合と、それぞれの場合があります。どちらも良い効果があると思いますが、どちらが良いのでしょうか?

お金を一緒にしてみたら・・・

夫婦のお金を一緒にする事で、「2人のお金だから勝手に使ってはいけない」という感覚が生まれ、無駄遣いが減るのが、「夫婦共同預金」の一番のメリットでしょう。

お給料が入ったら、2人のお金をまとめる。そこから生活費・光熱費・食費・貯蓄費に割り当てて、残った分から2人のお小遣いを差し引く。
給料日にそれぞれ1万円以内で欲しい物を買って、あとは夫婦共有のお金にすることで、無駄遣いが減る。
お金の管理を一緒にすることで、お金が何に使われているのかハッキリする。
結婚後は欲しいものがあっても、相手の顔が浮かんで買うのをやめるようになった。

ですが、共働きの場合は、両者共に、納得できると思いますが、夫だけが働いていて、妻が専業主婦の家庭の場合は、夫は「お小遣い制」になる事を覚悟しなければいけません。

女性が専業主婦、またはパートタイムをしている場合に多くみられる、妻が家計を管理して夫に毎月お小遣いを渡す、昔から一般的だったパターン。妻が家計を一括で管理できるため、収支を把握しやすいのがメリット。妻が家計管理を得意としている場合にオススメ。でも最近はクレジットカードや電子マネーを使う機会が増えているため、夫にお小遣いとして現金を手渡しても、それ以上の金額をクレジットカードで使ってしまう場合も!カード会社の明細を毎月チェックし、使った額について夫婦で話し合うことが大事です。
我が家の場合は、私が一元管理しているのでお金の管理で揉めることはありません。やっぱり、夫婦共働きであってもお金の管理はどちらかがするとちゃんと貯金するような気がします。

最大のメリットは、、しっかりと、貯金をしていけるという事につきます。

別々の管理だと・・・

それぞれが稼いだお金をそれぞれが好きに使いましょう!そんな素敵な管理方法が「夫婦別財布」です。子供がいない共働きの夫婦ではこの形をとって、各それぞれが欲しい物を自分のお金で買うという、カップルと同じような暮らしができるというメリットがあります。

家賃は折半、食費は夫が妻より+1万円多く払う。また二人の将来のために、お互いに月1万円を貯蓄する。その他は、どのように使おうと個人の自由。
自宅のローンを折半すること以外は、基本的に自由。ただしスーパーで購入する食材は妻が払い、外食時の支払いは夫と決めている。
家賃は夫、食費と光熱費が妻というルールを決めている。子供がいないので、残りのお金は自由に使っている。

多くの家庭で、家賃関係を夫が負担、食費などを妻が負担する形で、家計が回っています。ですが、「自分のお金=我慢の必要が無い」事で、支出がどんどんと増え、貯金が全くできていないケースが多くあります。

夫婦で家計を管理。支出の項目別に夫婦でどちらかを分担します。例えば、家賃や水道光熱費は旦那さんが負担し、食費や生活用品の購入などは奥さんが負担する…など。共働きにはおすすめですが、奥さんがパートタイマーの場合は厳しいです。それぞれで分担する事で、残ったお金は自由に使えるといったメリットがあります。ですが、自由に使える分だけ、支出も自然と高くなる傾向が強くなります。しかも、貯蓄額も不透明で、お互いにまったくない…なんてことも。

どちらでも良いですが、要は「家族が目指す到着地点と貯金スピード」に合っている事が重要です。

必要なのは、家族が目指す到着地点と貯金スピード

あなたの夫婦は、今後何をしていくのが目標でしょうか?

・マイホームを買う。
・家族で海外旅行をする。 など・・・。

まだ決まった物が無くても、ふんわりと「子供を産んで、幸せな家庭を築く。」様な目標はあるはずです。

何の目標であれ、「お金」が必要なのはあきらかです。夫婦共同の財布で貯金をしていれば、目標物に対する準備も計画も2人でできるでしょう。

それぞれの収入が一般よりもかなり多い家庭の場合は問題ありませんが、それぞれがお金を管理している場合では、大きな費用がかかる目標に対しては、相手の貯金額も見えづらく、1人で悩みを抱えてしまって、それが原因で喧嘩になってしまうこともあるかもしれません。

「家族のお金」をどう管理していくかは、「家族の目標がどこにあるか」と並列して考えると、自ずと結論が見えてきます。

この記事を作成したキュレーター

田中 麻理恵

自分の離婚経験をもとに、夫婦にとって必要な情報を執筆し、離婚する前に改善できるなら・・・、離婚するとなったなら、それに必要な情報を・・・、夫婦問題に悩む方に届けたいと思います。

プロフィール

あなたの「いいね!」で、この記事が誰かに届いて、悩んでいる人が救われるかも・・・。
 

みんなが見ている人気記事

関連する記事

専業主婦が離婚の前に知っておくべきお金の問題と解決方法

離婚を決意したけど、離婚にはお金がかかる...。そんな不安を持つ専業主婦の方へ、離婚の前に知っておくべきお金…

Huzinami

財産分与・慰謝料・養育費・年金分割など、離婚にまつわるお金のエトセトラ

「離婚したい!」と思っても、実際に離婚にかかる費用や、これまでの財産の分与や慰謝料、養育費、離婚後の生活費や…

高島のぶこ

離婚の慰謝料の相場と自分の貰える金額の見極め方

離婚する際にしっかりと決めなければいけないのが金銭面の事。その中でも一番重要な物が慰謝料です。人によって違う…

渡辺 佳枝

養育費を払って貰うにはどうすればいい?養育費の相場と養育費の支払い請求

養育費を払ってもらいたい。離婚後、子供が成人するまで養育費を払う人は全体の2割程度と言われています。子供の成…

鷹取

離婚で一番もめる原因と言っても過言ではない権利やお金・財産について

離婚は、これまで1つだった家族が2つに分かれてしまう事。当然、1つだった家庭のお金や財産、権利も分けなければ…

22[夫婦] 編集部

関連するキーワード