夫婦げんかでの言い合いがエスカレート…… 相手の暴言に巻き込まれてはいけません!
昔から「夫婦喧嘩は犬も喰わぬ」といいますが、「売り言葉に買い言葉」がエスカレートして収拾がつかなくなってしまった挙句、どちらかが「離婚」を口にする……といった経験があるご夫婦は少なくないのかもしれません。取り返しがつかなくならないうちに、注意したいことをお話しします。
こんにちは。カウンセラーの福田亮子です。
「夫婦でけんかをしたときに、夫に言われた言葉が忘れられません。
けんかの中で思わず出た言葉だからこそ、本音なのではないか」と
夫からの言葉に過剰に反応される妻がいます。
私が、
「夫婦げんかが白熱すれば、思ってもいないことも言うのでは?」
とアドバイスしても、妻は
「私は言い方が悪くなっても、思ってもいないことは言いません」
と納得がいかないようです。
言葉はけんかのときには武器になりますから、
相手より優位に立つ、言い負かす、黙らせるためなら、
思っていなくても、相手が嫌がる言葉を使うものです。
それは自分が思っているから、本音だからということではなく、
相手を攻めて言い負かしたいだけなのです。
新婚早々の大げんかで夫が口にした言葉
まだ新婚間もないのに、ささいなことで大げんかになってしまい、
離婚を考えているという相談者の香奈さん(仮名/33歳)は、
自分でも「言い過ぎてる」と思いながらも、夫を激しく罵倒して
しまい、止まらなくなってしまうと言います。
夫の健太さん(仮名/37歳)はいつも黙って聞いているそうですが、
ついに我慢できなくなったのか、
「お前と結婚したのが失敗だった! 離婚だ!」と怒鳴ったそうです。
その日を境に、香奈さんはその言葉を引きずり、健太さんと
会話をまったくしていません。
そして
「忘れればいいのかもしれませんが、どうしても忘れられない…。
このままでは普通に生活できないので、冷静になるために、
一旦、家を出ようと思います。」
と言いました。
夫婦げんかの時に発する言葉は本音とは限りません。
相手を黙らせようと、わざとひどい言葉を選ぶこともあります。
中には、妻を傷つけようとより刺激の強い言葉を使ってしまう夫も
いるのです。
単に頭に浮かんだひどい言葉をぶつけたに過ぎないことも
少なくありません。
そうしたときには、相手の言葉に煽られて、巻き込まれてしまっては、
取り返しがつかないことになりかねません。
お互いに離婚などまったく考えていないのに、夫の暴言に傷ついた妻が
家を出て行き、結果、離婚になってしまうこともあるのです。
どうぞ、冷静になって、相手の勢いに巻き込まれないでください。
それでも、収拾がつかなくなったと思ったら、家を飛び出す前に、
専門家に相談してください。
出典:離婚相談・離婚修復の相談なら岡野あつこの離婚相談救急隊
福田亮子のカウンセリングをご希望の方は、
上記の離婚救急隊のサイトをご覧の上、
フリーダイヤル【0120-25-4122】までお電話下さい。
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