絶対離婚はしたくない。そう思っていた妻の気持ちが変化した時。
夫から納得のいかない理由で離婚を言い渡された妻。別れて夫と別の性になるなんて考えられない…と思っていた妻でしたが、数か月後には離婚を決意したのです。
夫からの離婚の申し出
もう何年も前から単身赴任中の夫ですが、休みの度に家に帰って来ていました。
ある日突然、夫が『離婚したい』と言い出したのです。
理由は… 家に帰って来ても落ち着かない、最初からこの結婚は間違いだった…などと、到底妻の納得のいくものではありませんでした。
もちろん妻は承諾はしませんでした。
帰って来るたびに話し合っても、具体的にどうするかではなく、妻が傷つく言葉を浴びせつじつまの合わない理由を並べ立てるだけでした。
妻は離婚を望んでいない
若くして結婚したので婚姻期間は20年を過ぎており、子供も成人しています。
単身赴任が長いですが、妻は夫に愛情を持っています。
離婚するなんて考えたこともありませんでした。
離婚を告げられてからは、多忙な仕事のこと、家のことをこなしながら夫のことに悩み、眠れない夜が続き体重が激減しました。
夫の言うことが二転三転する
ある時夫が休みの日に帰って来た時に、夫婦のことについて話しをしていると、今度は『まだ離婚すると決めたわけじゃない』と覆したのです。
その後もまた帰って来た時に、『離婚したい』と言ってきたり…
だからと言って離婚届を突きつけるわけでもなく、結論はいつも出ないまま、赴任先へと夫は戻って行きます。
妻はその時の夫の言葉に振り回させてばかりでした。
妻は行動を起こさない夫にあきれ果て、離婚の覚悟があるのかどうかもわからないまましばらく普段の生活に追われていました。
夫への愛情が消えるきっかけ
妻はふと思いました。
『そういえば、赴任先にはほとんど行ったことがない』
妻も仕事が忙しく、休みの度に夫が家に帰って来るので、夫の赴任先には行く機会がありませんでした。
離婚したい理由は本当は何なのか、家へ行けば何か分かることがあるかもしれないと、不確かではあるけど何かの衝動にかられ、妻は車を走らせました。
もうそうなると浮気を疑っているに他なりません。
赴任先に彼女ができるという世間一般ではありがちなことですよね。
妻が見たものは…
夫が妻に内緒で部屋を移っていたので、場所が分らず電話をすると、なにやら怪訝な様子。
近くまで来ていると知り、腹をくくったのか、開き直りとも取れる態度。
ようやく場所を教えてくれて部屋に入ってみると、そこには明らかに誰か女性と共に暮らしているような光景が広がっていたのでした。
妻は怒る気力も有りませんでした。
何も無い事を願いつつも、『やっぱりそういうことだったのね』と、思わざるを得ませんでした。
離婚を決断する
不確かだったことが、確かなことに変わっていき、妻の中で何かが変わっていきます。
夫の言葉の、何が本当で何が嘘なのか、もうわかりません。
もしかしたら、全部嘘なのかもしれません。
その後、ガードが甘くなったのか、相手の女性とのやりとりのメールも発覚します。
今まで手放したくないと思っていたものが、急に価値のあるものだと思えなくなってきました。
けして見たくはないものを見てしまった時、妻の中で何かが解き放たれました。
『夫との未来が見えない』
今まで積み上げてきたものがけして無駄ではなかったけれども、これから先に明るい未来が見えなくなってきた今、妻にとっては『離婚』ということが、自分にとっては良い選択だと思えるようになってきたのです。
そこから妻は離婚に向かって動き始めました。
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