子供がよりよく成長するために、1人で悩まずに相談を。
子育ての悩みから離婚に至るケースも多くあります。でも、子供がよりよく成長する為にも、1人で悩んで簡単に離婚を決断しないでください。誰かに相談して、沢山のアドバイスを聞いてから未来を決めて下さい。
子供のためにも離婚をしないという決断
日本では、離婚理由は「性格の不一致」や「不倫・浮気」「経済的な事情」など様々ですが、統計的には、婚姻率5.2%に対して、離婚率1.77%と、約3組に1組の夫婦が離婚している状態にあります。
この離婚している夫婦の中には、子育てに悩みを抱えて、離婚に至った方も沢山います。家庭にはそれぞれの事情があるので、一概には言えませんが、最終的に「離婚」という結末に至るのは、子供のためにも避けた方がよい。という考え方もあるという事を知って下さい。
子育てを1人で抱えるのは大変です
近くに頼れる親や友人が居てくれるなら、本当に幸せな事です。そういった方は、子育ての悩みを多く抱える事なく、生活をしていけていると思います。
ですが、故郷から離れて、夫婦だけで暮らしている方や、友人が沢山いない方の場合によくあるのが、夫は仕事で子育てや家事を手伝ってくれない。子供が言う事を聞かず、泣いてばっかりでストレスが溜まってしまう。友人がいなくて、会話のできない子供と向き合うだけの暮らしに行き詰まりを感じてしまう。という事。
そんな事が重なって、精神的にも辛くなって「離婚」が頭をよぎる事があるのはよくわかります。
離婚を考える前に誰かに頼って下さい
子育てに関する悩みは、しつけ・経済的負担・ストレスが多く、1人で悩みを抱え誰にも相談できず、自分で自分を追い込んでしまうケースが多いのです。
配偶者や親に相談したくてもできない、協力してもらえない、理解を得られないなど、親近者であっても皆が協力してくれるとは限りません。
でも、いきなり「離婚」を考えるのは止めてください。
まだ何もわからない子供にとっては、お父さんとお母さんは大切な存在です。いろいろな手を尽くした最後に「離婚」という決断をするなら良いと思いますが、1人で悩んだだけでは、本当に正しい決断だったのか・・・。後から後悔しないのか・・・。未来へ進んでいく時にも自問自答が出てくる可能性もあります。
悩みを聞いてもらい、解決へのアドバイスをしてくれる相談窓口や、友人を持っていることは、今の自分を救ってくれるかもしれませんし、これからの家庭生活を改善していくのに大いに役立ちます。また同じ悩みを抱えてる方々との情報交換も効果的です。自分と同じ悩みを抱えてる方とお話することで共感し合えるとともに、その問題を解決した人からのアドバイスは大変心を軽くしてくれます。
まずは、その情報を得る事から始めてください。
今の時代は、様々な支援してくれる機関やサービスがあります。
悩み・アドバイスを聞くには、大問題になる前に早めの相談が大切です。自分の精神状態に余裕が無くなる前に、「誰かに相談する」という行為を検討してみてください。
子供はまだ自分で自分をコントロールすることが下手です
子供は、自分のやりたいこと、面白いことを優先し、今しなければならないことをないがしろにしがちです。でも、仕方ありません。自我が発達しきれていないのです。
ですから、時には厳しく叱ることも大切ですが、感情的ではなく、なぜ悪かったか、それをすることで周りの人たちがどういう迷惑をするのかを、わかりやすい言葉で説明することが大切なんです。
「子供はわからない」と思っていても、実は理解している場合が多いですので、根気よく続けていくとともに、時には1人の時間を過ごすことも、ストレスをためないための大切な工夫になります。
子供は褒められると大変喜び、そこから自分への自信へとつなげていきます。
また、そういう経験を積み重ねることで、親との絆が深まっていきます。
1人で悩まずに相談すること、褒めて育てて、時に愛をもって叱ること、子育てのコツは親の観察と子供が成長することへの配慮から始まります。
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