離婚が多い現代社会

現在の日本では結婚するカップルのうちおよそ33%(3組に1組)が離婚に至るという統計報告があります。
誰も決して自分が離婚しようと思って結婚するわけではありませんが、いろいろな原因が起こってしまった時に、離婚数が多いと、離婚の重みも減ってしまうので仕方のないことというのはあります。

結婚と離婚件数の年次推移

結婚と離婚件数の年次推移

1975年の離婚件数は約11.9万件でしたが、2014年には約22.2万件と75年当時に比べ約1.9倍になっています。
しかし、2002年の約29万件をピークに離婚は減少傾向にあります。
なお、婚姻件数は1975年には94万件を超えていましたが、2014年には約64万件となっています。

離婚にいたる原因は本当に人それぞれで、主な理由としては「旦那または妻の浮気」「価値観の不一致」「金銭面でのトラブル」「子育てに関する考え方の不一致」「旦那もしくは妻から言葉の暴力やDV」というのが多くあげられます。

相手の親との不仲というのもよく聞く理由です。

子供がいる夫婦が離婚する場合

話し合いの結果、今より幸せになるために離婚をして、お互いに新しい生活を始める事になったとしても、子供がいる夫婦の場合はそう簡単ではありません。

日本では、多くの場合、子供がいる夫婦では母親が親権を持ちますが、女性の場合は、専業主婦やパートタイマーの方が多いので、働きながら子育てをしなくてはいけない状況では、現実問題として金銭面で生活苦になってしまいます。

大変なのは金銭面だけではありません。

しかも、子供のしつけまで1人でやらなくてはいけません。父親の代わりまでするのが難しくて、子供に厳しく接してしまうことがあり、それについて周りの理解が得られなかったり、相談出来ずに1人で問題を抱えてしまい、結果として、精神的にも苦しい生活になってしまうことも少なくありません。

1人で抱えず、相談サービスを利用しましょう。

実は、母親の子育てについての悩み・アドバイスを聞いてくれる窓口はたくさんありますが、利用している母親の割合は少ないのです。

恥ずかしかったり、劣等感から躊躇してしまう方が多いですが、最近では直接市や県の相談窓口に行かなくても、電話で相談にのってくれる所やインターネットで相談にのってくれるサービスも増えています。

また、同じ境遇の母親がたくさん集まるサイトもあるので同じ悩みを抱えている人の話を聞いて共感したり、逆もまたしかりで1人ではないと思える自分の居場所とも言える場所を見つけることができます。

生活を支え子供を育てていく上で、悩み・アドバイスのプロであるカウンセラーに相談して、的確なアドバイスをもらうのも、もちろんいいことですが同じ悩みを共感できる人と関わりを持つことで子供とのコミュニケーションを円滑にしてこれからの未来を前向きに生きていく糧になるのではないかと思います。

この記事を作成したキュレーター

SAYU-MIYU

離婚を決意した際の私の気持ちが誰かの役に立つことを切に願っています。

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