夫婦の寝室・・・。どうしてますか?

まだ結婚していない時代・・・、付き合い始めや、カップルの頃を思い出してみてください。同じベットで一緒に寝られるだけで、幸せな気持ちを感じられたと思います。ですが、結婚し、長い時間を共に過ごすと、2人の暮らしや睡眠も生活の一部となり、「夫婦の寝室事情」にも変化がでてくる物です。

ですが、目の前の事だけを考えて、夫婦の寝室を別室にしてはいけません。夫婦の寝室事情は、様々な夫婦問題に大きく関係しているのです。

幅広い世代に対するアンケートを見ると、夫婦別室が3割強。現在、寝室を同室にしていて、夫婦円満の為に、別室を望んでいる人は3割弱。

この数字だけを見ると、全体で見ると、同室が多く、同室を望んでいる夫婦が多いと思えます。

ですが、もう少し細かくセグメントするとどうでしょう。

子供がいない夫婦は同室が多い。

子供がいない夫婦では、ほぼ全てと言っていいレベルの9割弱の夫婦が、一緒の寝室で寝ているという結果になっています。カップル時代から、好きで結婚して、まだ子供もいない・・・、カップルの延長状態の夫婦と考えると、当然と言えるかもしれません。

「旦那様と同じ寝室で寝ているかどうか」をお尋ねした結果から見てみましょう。『はい』と答えた方は、全体で87%となりました。

子供が別室のきっかけに。

結婚年数で見てみると、子供が生まれる年数あたりから、子供と一緒の寝室状況となり、夫と2人という率が減少している事がわかります。

出産をきっかけに、別々の部屋で寝るようになった夫婦が多いようです。
そして、子供がある程度大きくなり、一人で寝ることができるようになっても、夫婦の寝室は別室のままになっているようです。

子供が産まれて、簡単に寝てくれる子供なら良いですが、寝付きが悪い子供だった場合は、物音を立てる事もビクビクしてしまいますし、何より、夫も子供が産まれる時期というは仕事が大変な時期と重なる事もあり、それぞれのストレス緩和の為、夫婦の寝室が自然と別になってしまう傾向があります。

「仕事でストレスがたまっていて眠れない日が続いていたあるとき、このままではこの人を嫌いになってしまうのではないかと思い、寝室を別にしようと提案。今はストレスを溜めずに済んでいるのでよかったと思う」

男性が我慢する必要がある?

夫婦の寝室問題は、いろいろと調べられていて、夫婦同室の場合によく使用されるダブルベットで寝ている場合、男性は眠りが浅くなる事がわかっています。

まず一緒に眠っている男女に「よく眠れたかどうか」を聞くと、男性の方が「よく眠れた」と答えるそうです。しかし実際に熟睡出来ているのかどうか脳波を調べると、ダブルベッドで一緒に眠っている時の男性は、通常時より眠りが浅くなることがわかりました。

更に、仕事が遅かったり、いびきがうるさいなどの理由で、別室を望むのは、妻からというデータも・・・。

「夫のイビキがうるさくて眠れない」「生活パターンが違う」など理由は様々ですが、夫婦別寝室を望むのは妻の方であることが多い

そして、夫婦別室だからこと、夫婦の営み「セックスレス」の問題も起きてきます。

「だんな様と一緒だと、いびきでよく眠れない」
「寝室に居るときまで、夫に気を使わなければいけないのが疲れる」
「子供と一緒のほうが楽しいし、ラク」
「夫婦二人きりだと話題がない」
「セックスするのが面倒」
「セックスが楽しくないのでしたくない」
などなど、この時期の妻の皆様から寄せられる夫婦の寝室のお悩みは少なくありません。

夫婦別室は、デメリットだらけ。

単純に、目の前の自分の生活だけに注力してしまうと、より体が楽になる方法を重視し、別室が良いという判断になる事は多くありますが、夫婦別室は、実はデメリットだらけなんです。

日中は、夫婦それぞれのやるべき事があり、別々の生活をしていれば、当然会話は減ります。そして、それを補う時間でもある寝室も別になると、更に会話のチャンスも減ってしまいます。

子供が大きくなると、夫婦だけでゆっくり話せるのは寝室だけかもしれません。それなのに寝室が別だと、会話する時間が確保できなくなってしまいます。

一緒に寝ていれば、気付くことができる体の変化もあります。

同じ寝室で寝ることにはもう1つ重大なメリットがあります。それはパートナーの身体の異変に、真っ先に気付けると言うことです。例えば、いびきは病気のサインである可能性があります。

寝室を別室にするのは離婚の始まり

寝室が別になると、多くの夫婦で会話も減って、セックスの回数も減ります。すると、好きな人との素敵な生活だったはずが、孤独感を感じはじめ、その寂しさを埋める為に、不倫に走るケースも。

「夫婦の別寝室が離婚の始まり」と言われる理由です。

夫婦同室派の意見として多かったのが、性生活に関すること。結婚15年目、39歳の女性Aさんは結婚当初、年上の女性2人から「夫が浮気したときは妻にも責任があるもの。セックスレスにならないようにするためにも同室にした方がいい」「自分は2回離婚しているけれど、一緒に寝なくなったら夫婦の危機」とアドバイスされ、同室にしているのだとか。

日本では、多くなっていると言われる「夫婦別寝室」は、海外ではあり得ない事。外国人が聞くと、夫婦仲を心配されます。

欧米では「夫婦別寝」は離婚の始まりと考えられており「同寝」が当たり前。日本での夫婦別寝の多さは世界でも珍しい現象
アメリカに駐在している日本人のご夫婦が、会話の流れでなにげなく「ここは夫の寝室で、こちらは私の寝室なの」などと、アメリカ人に向かって無邪気に言おうものなら、いきなり顔が曇り、「あなたたち、大丈夫ですか?」と心配されてしまいます。

子供が別寝になったらチャンス

それぞれの夫婦の生活ですから、いろいろな事情によって「別の寝室」にしなければいけない状況があるかもしれません。

でも、そのままでは夫婦問題や、離婚に繋がる可能性も否定できません。

ずっと別室になっていた物を同室にするのも、ちょっと恥ずかしい・・・。そんな気持ちになるのも当たり前ですが、子供が別室になるのをチャンスと考えて、夫婦で話をしてみると、お互いにとって良いタイミングと考えやすいかもしれません。

この記事を作成したキュレーター

グウェン

離婚経験があります。離婚は人生で大きな出来事ですが、乗り越えれば、また幸せな時間を取り戻せます。未来を良くする為に、私の経験や情報を執筆します。

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