男脳と女脳は違うものです。

実は、女性の脳の特徴として、どうしても嫌な記憶だけが収集されて
記憶されるということがあるそうなのです。

上側頭溝という部分があり、共感性に関わる部分だといいます。

例えば、誰かの話を聞いたときに、その話の言葉上の意味とは違って、
実は裏側にはこんな文脈があるときに、その文脈を理解する所なのだ
そうです。

その部分は男女で差がある場所として代表的な部分で、
驚くべきは女性の方が大きいということです。

ですから、女性の方が相手の気持ちを汲んだり、言ってはいけない
ことは言わないというふるまいがよくできるといわれています。

男性のほうがその部分が小さいので、相手の気持ちを汲んだり、
共感的な言葉を発するというのが少し苦手ということなのです。

妻が「言わなくてもわかってよ」という気持ちでいても、
実は夫はそういうことが苦手なのです。

夫は妻の言葉をそのままに受け取って、そのままを返してしまうという
ことになっているのです。
その結果、妻側はいつまでたっても夫の言い分に満足できないし、
夫側も、妻が
「何を言っているのかわからない」
「何をしてほしいのかわからない」
という状態が続いてしまいます。

お互いを知るために…

そもそも男性は結論を重要視し、女性は過程を重要視するものです。

女性(妻)は男性(夫)に話を聞いてほしいだけで、
結論がほしいわけではありません。

ところが、夫は話を聞くと「結論」で答えます。

ですが、妻は「結論」を自分で持っているので、
「そうじゃなくて……」と不満が生じます。

そして、夫はどうして妻が不満なのかわからないので、
夫婦間は悪循環に陥り、双方に不満が残ります。

女性(妻)は、自分が望む価値観をパートナー(夫)に求める機会が
多いようです。
もちろん反対ということもあるでしょうが、気持ちに寄り添って
ほしいのです。

ところが、「それは違う」「そういう考えはおかしい」などと、
夫が正論をぶつけてくると、
「どうしてわかってくれないのだろうか?」
と妻は苛立つのです。

そうしたちょっとした不満も積もり積もってしまうと、夫婦関係は
ギクシャクし始め、ついには、
「どうせ言ってもわかってもらえない」
とコミュニケーションが減ったり、拒否する、ということにも
なりかねません。

また、男性の器は、仕事の空間や自分の親との関係でしか
培われないといわれています。
ところが、女性の器は、職場や自分の親との関係ではもちろん、
友人や子育て仲間などとの関係でも培われるそうです。
培われる場が男性より多いことで。女性の器は広くなるといいます。

そうした男女の違いを理解しておけば、お互いを知るための
コミュニケーションにも役立ちますね。

ですから、妻は夫に話をするときは、相手の理解力が足りないと
思うのなら、「話を聞いてもらう」という姿勢で話をしてみては
いかがでしょう。

妻が
「自分ばかりが、何故、気を遣わなければいけないの!」
と思ってしまえば、夫と話すことさえ、どんどん嫌になってしまいます。

「言わなくてもわかって!」ばかりでは、夫婦の距離は離れてしまう
ばかりです。
お互いの違いを知って、わかり合うための努力をすることが大切です。

福田亮子のカウンセリングをご希望の方は、
上記の離婚救急隊のサイトをご覧の上、
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この記事を作成したキュレーター

夫婦問題・離婚カウンセラー 福田亮子

26歳で4歳の長男を連れて離婚。その後、33歳でお互いに子連れで再婚。その後22年後2度目の離婚ををしました。
二度共に大変苦しい決断でした。子連れ再婚の良い点、難しい点を身を持って経験しました。
二度目...

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