家庭が上手くいくためには安らぎを求め過ぎないことが重要
家に帰ったら安らぎたい。誰もが思うことでしょう。ですが、家庭は唯一の安らぎの場ではありません。
夫婦関係=家庭を上手くいかせたいのなら、相手に安らぎを求め過ぎないことです。
家庭の中では様々なことが起こります
家庭に何を求めますか?
と聞かれたら、『癒し』『安らぎ』と答える人が多いのではないでしょうか。
一日の仕事を終えて疲れて帰って来て、家で安らぎたいと思うのはごく自然なことです。
では、求めているのはどのような安らぎなのでしょうか?
帰宅すると妻が笑顔で迎えてくれ、真っ先に自分の話しに耳を傾けてくれて、暖かいご飯、お風呂が用意されている。
といったような状況でしょうか?
日々色々なことがあって当たり前
もちろんみなさん家庭という場所に安らぎがあり穏やかに過ごせるように日々努力しているのだと思います。
一日中ではないにしても生活を共にするわけですから日々色んなことが起こります。
夫が一生懸命外で働いている間、同じく一生懸命外で働いている妻も居れば、専業主婦で朝から家事をこなし、ご近所とのお付き合い、子供の学校の行事、お姑さんのお付き合い等、夫の知らない所で様々なことに対処している妻も居ます。
時には何か問題が起きて、夫に相談しなければいけない事情も出てきますから、たとえすぐにメールやLINE等で連絡を入れたとしても、夫が帰宅するなり矢継ぎ早に話しをしてくる妻も居ることでしょう。
家庭以外のことでも、学校関係の問題、お互いの親のこと、仕事のトラブル等、様々なことが家庭に持ち込まれる場合もあります。
そういったように、自分の生活の大部分を占めている家庭という場所は、日々いざこざや揉め事があって当たり前なのです。
家庭に安らぎを求めれば求めるほど、家庭が安らげないことに苦痛を感じ、他に安らぎを求めるようになります。
家に帰っても愚痴ばかり聞かされる。今日はいったいどんな話しをしてくるのだろう?
と、つい家に向かう足が遠のいてしまい、寄り道をしたり飲み会が多くなる。
癒しを他の女性に求めて浮気に走る場合もあります。
いざこざや揉め事があるからこそ安らぎがある
いざこざや揉め事があることが当たり前だと念頭に置いておけば、何も問題がなかった時に『穏やかな時間が過ごせた』と感じることができますし、何かと課題を抱えている日々の生活の中で、ちょっとした嬉しい事や楽しいことがあった時、小さな幸せを感じることができます。
日々当たり前にいざこざや揉め事があるからこそ、小さな幸せに安らぎを感じることができるのです。
共同生活をしている上で、どちらかが相手に合わせ続けない限り、穏やかな生活を送り続けることはできません。
もし仮に、穏やかな日常が続く日々がずっと続いている生活を送っていたとして、『毎日安らげて幸せだ』と、夫婦のどちらかが思っていたとしたら、もう一方は凄く我慢をして生活しているかもしれません。
時には相手の意見を尊重し、お互いに譲れないことがある時はぶつかり合うことがあるのが当たり前なのが家庭生活なのですから、けして家庭に安らぎを求め過ぎず、『いざこざや揉め事』があるのが当たり前だと念頭に置いておくことが、上手くやっていくには重要なことです。